6月

6月18日(土)は2016年度2回目の講義でした。

福島県二本松市から安齋好太郎氏、広島県福山市から前田圭介氏。
注目の若手建築家おふたりにお越し頂きました。


第一講義 安齋好太郎氏(Life style工房)
「ものづくりマインドに根差した木造デザイン~設計と施工の現場から」


第二講義 前田圭介氏(UID)
「地域から世界に発信する木造建築の魅力~ものをつくる面白さを建築設計の現場に」


そして、第三講義はおふたり+三澤夫妻によるパネルディスカッションでした。

タイトルは「ものづくりマインド主義のすすめ。〜材料×職人×設計のあり方を探る!」

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5月吉野ツアー

5月21日は吉野ツアーでした。

暑いくらいのお天気の中、阪口製材所さんの案内で吉野サロンの見学、川上村上谷地区の山林見学、

阪口製材所さんの五條工場見学を行いました。

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今回の目玉は上谷地区の山を手入れされている上田さんと阪口社長の熱い熱い木のお話。

参加者みなさん気持ちをグッと掴まれていましたよ!

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参加者の皆様の感想を一部掲載させていただきます。

・うえださんが使われていた「木様」ということばが印象的で心に残った

・木の生命力を感じた

・林業が100年200年という長いスパンの中で営まれていることを実感として感じた

・職人の木に対する意識が低くなっているよいうに感じる今回の視察はとても刺激になった。日々精進したい。(設計施工の工務店さん)

・今は大工が木の事、山の方の苦労を知らない。気づきが多かった。(大工さん)

・阪口社長の想いに感動しました

・(幼稚園専門の設計を仕事にしています)無垢の木を使った幼稚園を創りたい!

・木のことをまだ勉強中。施主が持ってくるネットの情報に丸め込まれないよう頑張りたい。(リフォームを主にしている工務店さん)

・人が木に合わせないといけない、という阪口社長のことばが印象的でした。

・皆さんのプライドと責任感に感動しました。木を余すことなく使いたい。

・材料(木材)を生産することも手仕事なんだと感じた。今まで大壁の家ばかり設計してきたが真壁に挑戦したいと思う

・阪口社長、うえださんが「吉野の木以外は木じゃない」とおっしゃっていたが、私からみたら「吉野の木は木じゃない(それくらい素晴らしい)」とびっくりした。

吉野の山にはお宝が眠っていると思いました。(ハウスメーカーさん)

・人工乾燥材でないと家は建てられないと思っていた。木材の乾燥の事、背割りの事もっと勉強しようと思いました。

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4月

4月16日(土)は2016年度初回の講義日でした。

今年も多くの方の参加をいただき、充実したスタートを切ることができました。参加いただいた皆様ありがとうございます。


【第一講義】
三澤康彦氏(Ms建築設計事務所)

三澤康彦さん単独での講義は4年ぶり。前半は材木の特性、製材、段取りについて。

設計者の視点から材料について語られること、案外少ないのかもしれません。何か実務につながるヒントはありましたでしょうか?

後半はMs建築設計事務所さんの施工例近作3軒を紹介いただきました。

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【第二講義】
稲山正弘氏(東京大学大学院教授・ホルツストラ主宰)

建築家と協働でつくられた美しい架構を多数紹介いただきました。

序盤、北川原温さんとのお仕事で面格子だけで構成された建物をつくる取り組みについてお話いただき興味深かったです。

強度は強いがめりこみ剛性の弱い面格子。どのように剛性を高めていくか。構造用合板の耐力壁との組み合わせから、ガラス製の補剛板を組み合わせるまでの過程を以下の事例を紹介しながら説明していただきました。
岐阜県立森林文化アカデミー(面格子+構造用合板)

岐阜県立飛騨牛記念館(面格子+補剛板)

海上の森望楼(面格子+ガラス補剛板)

この他にも、
卍固め接合、方杖トラス構造、樹上方杖柱構造、斜め格子耐力壁、木造張弦トラス、鼓型シェル構造...etc
ワクワクするような架構、納まりが次々と紹介されました。

後でお話を伺うと、稲山先生は木造以外の美しい建物、自然界にある造形、そういったものをどうしたら木造でつくることができるか常に考えていらっしゃるそうです。

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【第三講義】
松永安光氏(近代建築研究所)

稲山先生といくつもの中大規模木造建築を設計されている松永安光氏にお話をいただきました。

本格的に木造に取り組み出したのは70歳から現在の4年間です、と仰る松永先生。

そのバイタリティーにまず感嘆!

鹿児島県における環境共生住宅ハーモニー団地のお話に始まり、岩手県での公共木造建築3物件についてお話いただきました。
*岩手県紫波町におけるオガールプロジェクト
*岩手県住田庁舎
*岩手県大鎚町復興支援施設(設計中)

地域の木材を使い公共の建築物をつくることは地元の人の自慢(自信)になり、出来上がった建物が美しければそれはさらなる自信につながるのだと感じたお話。

公共建築物の建設コストをコントロールするのにも木造は適切で、流通材を使い住宅仕様の延長で構造を考え「単純にする」ことが大切とのお話。

地場の材木を使うことも地域にお金が回ることになり、それが地域の活性につながりプロジェクトがスムーズに進行したポイントだったというお話でした。

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12月

12月12日(土)はモクスクール2015年最後の講義でした。


第一講義は香川の山一木材さんから熊谷國次社長と娘さんの有記さんがにお越しいただきました。

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去年の秋のフィールドツアーで見学に伺った時も
今まで見たことも無いような楽しくオシャレな材木屋さんに参加者全員大興奮しましたが、
今回のお話もこれからの材木屋さんのひとつの形を示す素晴らしく楽しいアイデアに溢れていました。

まだ行かれたことの無い方は香川のKITOKUASへ是非訪ねてみてください。


第二講義は泉幸甫さんにお話いただきました。

泉さんは去年のアンケートで、およびしたい講師No.1だったので皆さんの期待もMAX。

手づくりと工業化について、それぞれの良さを活かして建築空間をつくる。

素材に向き合ってディテールを詰める。


「偶然」「出会いがしら」「臨機応変」


現場で楽しみながらものづくりをされている泉さんの姿勢が印象的でした。

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写真は懇親会の泉さん。

最後のご挨拶もユーモアがあって楽しいお話しでした。

今年度の講義はこれで終了。

今年の残務を片付けて年明けから21年目のスクールへ向け準備を始めます。

来年4月新しい顔、馴染みの顔、たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています。

2015 11月ツアー

11月14日(土)15日(日)は、秋のフィールドツアーへ。

今年は尾道→福山→倉敷、と瀬戸内を巡る旅。


まずは尾道で2時間の自由行動。

風情があり、アッ!とびっくりするようなつくりもあり、楽しくゆるゆるしたまちです。

参加者44名、皆さんどこを巡ったのでしょうか?

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尾道の後は鞆の浦にある後山山荘を見学、

藤井厚二氏設計の山荘を前田圭介氏が改修した建物です。

ボロボロに朽ちた山荘をただ元の姿に戻すのではなく

新しい解釈を加えたリノベーション、とても刺激をいただきました。

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この日は鞆の浦で宿泊しました。

夜は参加者の皆さんと大部屋で懇親会!

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楽しい時間を過ごしました。


*******2日目********

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美しい鞆の浦の海から朝日が昇るのを見て二日目がスタート。


二日目は倉敷へ。

古民家再生工房さんの建築を巡ります。

まずは大角雄三さんに倉敷の町並みを案内いただきます。

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その後楢村徹さんの事務所へ、

倉敷の町並みの概要を説明頂きました。

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その後は大角さんの自邸、事務所、神家昭雄さんの自邸...と胸がいっぱいの見学コースを堪能。

今回は珍しく山へはいかないフィールドツアーでしたが、20代~60代の建築好きが集まったツアーは

賑やかでとても刺激の多い旅となりました。

参加した皆様お疲れ様でした!

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