2015 11月ツアー

11月14日(土)15日(日)は、秋のフィールドツアーへ。

今年は尾道→福山→倉敷、と瀬戸内を巡る旅。


まずは尾道で2時間の自由行動。

風情があり、アッ!とびっくりするようなつくりもあり、楽しくゆるゆるしたまちです。

参加者44名、皆さんどこを巡ったのでしょうか?

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尾道の後は鞆の浦にある後山山荘を見学、

藤井厚二氏設計の山荘を前田圭介氏が改修した建物です。

ボロボロに朽ちた山荘をただ元の姿に戻すのではなく

新しい解釈を加えたリノベーション、とても刺激をいただきました。

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この日は鞆の浦で宿泊しました。

夜は参加者の皆さんと大部屋で懇親会!

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楽しい時間を過ごしました。


*******2日目********

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美しい鞆の浦の海から朝日が昇るのを見て二日目がスタート。


二日目は倉敷へ。

古民家再生工房さんの建築を巡ります。

まずは大角雄三さんに倉敷の町並みを案内いただきます。

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その後楢村徹さんの事務所へ、

倉敷の町並みの概要を説明頂きました。

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その後は大角さんの自邸、事務所、神家昭雄さんの自邸...と胸がいっぱいの見学コースを堪能。

今回は珍しく山へはいかないフィールドツアーでしたが、20代~60代の建築好きが集まったツアーは

賑やかでとても刺激の多い旅となりました。

参加した皆様お疲れ様でした!

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10月

10月24日(土)はモクスクール第6回目の講義でした。

今年も大阪木材仲買会館を会場に使わせていただき、
今回のテーマのひとつである都市部における中規模木造建築物を体感しながらの講義となりました。

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■第一講義 佐藤 孝浩氏(桜設計集団 一級建築士事務所)

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中・大規模木造建築の可能性を構造家の立場からお話しいただきました。

佐藤さんのお話には構造的に安全で美しい建物をつくりたいという思いが端々に散りばめられ細かな納まり、
仕様を分かりやすくお話しいただきました。

最新のお話しとして内藤廣さん設計の草薙体育館の構造について説明頂きとても興味深かったです。


■第二講義 安井 昇氏(桜設計集団 一級建築士事務所)

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毎年大人気の防耐火の講義。
何度聞いてもその都度勉強になります。

動画で様々な建物の燃え方を見せていただき

「木材の燃え方を知れば知るほど木をたくさん使っていいんだと思いますよ」
とおっしゃった安井さん。

木材は厚く、太く使う!が今日のキーワードです。


■第三講義 岸本 耕氏(株式会社 吉川の鯰 )

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「設計から大工まで」というテーマで木造技術を活かすスタンダード住宅についてお話しいただきました。

「家をつくる人間(大工)がその先の暮らしまで想像できないといけない」

という言葉が鯰組さんの在り方のベースにあるのかな、という印象を受けました。


後半30分ほどはスクール生の木又さん、居藏さんと三澤康彦さんを交え標準化についてトークセッションが繰り広げられました。

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あちこちで耳にする「標準化」

会場の皆さんもきっといろいろ思うところがあったのではないかと思います。


そして、ちょうど会場である大阪木材仲買会館さんでティンバライズ2015OSAKA展が行われているご縁で特別に腰原幹雄先生の基調講演をお聴きしました。

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「こんな建物が木造でできたら素敵でしょ?」

というメッセージを一般の方に届けたい、

プロの技術者として木造建築物を広く世の中に提案していきたい

という気持ちになる講演でした。

9月

9月12日(土)モクスクール第5回目の講義でした。

木構造といえば...の山辺豊彦先生を軸に丸々一日、木構造DAYです。


■第一講義 山辺豊彦氏(山辺構造設計事務所)

「世界で一番わかりやすいヤマベの木構造~構造計画・設計の基本を学ぶ」

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毎年好評の基本講座ですが、何回聴いても学ぶことのある深い講義です。

今年はスパン表とグラフを用いた横架材の選定方法を解説頂き、

これはすぐ実務に反映できる内容だったのではと思います。


■第二講義 今井信博氏(現代計画研究所)×山辺豊彦氏

「木造建築・建築家と構造家とのコラボレーション① ~木材大空間 ウッディアリーナ朽木の設計から学ぶ」

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滋賀県朽木市で住民参加型でつくられた小中学校共用の体育館について

統括設計の現代計画研究所・今井信博氏と構造担当の山辺氏にお話いただきました。

錦帯橋を参考にしたという木造持ち送り重ね梁によるアーチ架構は地元産の杉を使い美しい構造。

積雪と柔らかい杉材に対する工夫について、

プロポーザルから竣工までの苦労話もしていただき興味深い内容でした。


■第三講義 野沢正光氏(野沢正光建築工房)×山辺豊彦氏

「木造建築・建築家と構造家とのコラボレーション② ~木材大空間 三加和小中学校体育館の設計から学ぶ」

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三講義目も小中学校の体育館を題材に大規模木造建築物についてお話を伺いました。

設計者は野沢正光氏、温熱設計にも力を注いだ大規模木造空間について設計趣旨、手法をお話頂きました。

後半30分は山辺さんの構造解説。

材が割り裂けないようにボルトを曲げてつくった靭性に富んだ継手のお話など

細かな納まりを実験結果とともにわかりやすくお話いただきました。

印象的だったのはおふたりとも日本の大工さんがすごいからできた仕事だとおっしゃってたこと。

日本の大工技術の継承も大切なことだと思いました。

8月

8月1日(土)は第4回目の講義でした。

■第一講義:辻 充孝 氏 (岐阜県立森林文化アカデミー 准教授)
「省エネ改修実践から見る住まいの快適性~温熱・省エネ設計の基本を学ぶ」

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■第二講義:岩前 篤 氏(近畿大学 教授)
「建築学から考える住まいと健康~温熱・省エネ設計の重要性を学ぶ」

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気温37度近くあった猛暑日、辻先生と岩前先生による温熱講義をお届けしました。

辻先生には実例2軒をご紹介いただながら温熱、省エネの基本をレクチャーいただきました。
どのような暮らし方が省エネにつながるのかご自宅で実践されている暮らしぶりも興味深かったです。


二講義目は温熱環境と健康を結び付けた岩前先生のお話。
ヒートショックをはじめ家の中は温度という見えないつまづきがたくさん。
豊富なデータを元に鋭い切り口で話される内容に改めて「快適に安全に暮らす家」とはどういうものか考える時間でした。


■第三講義:竹原 義二 氏(無有建築工房)
「五感に響く建築空間をつくる~素材・ディテールから木架構まで」

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2年前の講義の終わり
「福島で十八間蔵を改修した美術館を設計している。アールブリュットの作品を扱った面白い美術館になるよ!」
と宣伝されて帰られた竹原さん。
講義の前半はその「はじまりの美術館」についてたっぷりお話いただきました。

後半は木架構について。
構造家の下山聡さん、田辺の山長商店さん、技術力の高いパートナーを得て竹原さんの建築は近年大胆な架構が魅力となっています。
実例を交えながら架構についての考え方を熱く語っていただきました。

7月

7月4日(土)は第3回目の講義でした。

■第一講義 : 森田一弥氏
「時をつなぐ建築空間をつくる~職人の手跡を感じるディテールを追求して」

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古い町屋を改修する、古い町並みに新しい建物を建てる、そのなかで現代と過去をどう繋げるか?
京都を拠点に活動されている森田さんのお話はロジカルでとても分かりやすかったです。
ひとことで新しいもの、古いもの、と区分せず、
様々な角度から見た「新旧」を重ね合わせ落ち着きのある空間を創りあげる。
実例を紹介頂きながらその設計手法についてお話いただきました。

■第二講義 : 川口通正氏
「素材に呼応する建築空間をつくる~素材・ディテールから木架構まで」

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川口さんの建築がどのように創られるのか?
細かな情報まで惜し気もなく公開してくださり、皆さん食い入るように聴講されていました。
材料について、工法について、デザインについて、
深く勉強されているのはもちろん、現場で職人さんから学び実践を大切にされているのが印象的でした。

「僕の設計する建物は難しいけど誰でもできるものにしています、
名工に任せて保険をかけるよりも、チャレンジする人に仕事をお願いしたい。
その方が未来に繋がりますから」

真摯に語られることばが響きました。

■第三講義 : 中村義明氏
「上質な木造建築空間を創りあげる~大工職人のあり方を追求して」

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たくさんの方が期待し、楽しみにしていた講義。
親交のある安藤忠雄氏とのお話、
ロックフェラー邸建築時のお話、
俵屋旅館をはじめ中村外二工務店の仕事について、材料について。
お話は多伎にわたり100分の講義時間中、名言が数々飛び出しました。
皆さんそれぞれに大切なことばがみつかったのではないかと思います。
貴重で濃密な時間となりました。


今回も100名を超える方の参加をいただき、充実した一日でした。
参加いただいた皆様ありがとうございました。